税理士試験 国税徴収法 合格体験記(6) - 試験場の雰囲気にのまれないようにするには(写真付き)

By | 2014/04/03

 試験は一発勝負なので、必ずしも実力だけで合否がきまるとは限りません。たとえ完璧な準備をしたとしても、試験当日に答案用紙上でそれを表現できなければ合格することはできないのです。試験場の雰囲気にのみこまれてしまって頭が真っ白になって、実力の半分も発揮できないまま試験が終わってしまうこともありえます。

 ソチオリンピック前のテレビ番組でフィギュアスケートの荒川静香さんのインタビューが放送されていたのですが、「金メダルをとったオリンピックの演技中に何を考えていたか?」という質問に対する答えがとても興味深いものでした。乱暴に要約すると…

  • スピンの回転数を数えたり、演技のことに集中していた。
  • 途中で「これに成功すればメダルがとれる」なんて考えると集中力が途切れてミスにつながる。
  • だから、演技が始まる前から最後までどの時点で何を考えるかをあらかじめ決めておいた。

 税理士試験も同じだと思うんですよね。試験会場に着いて、自分の席に座ってから、解答用紙を受け取り、試験が始まって、終了の合図があるまで、それぞれの時点で何を考えるのかをあらかじめ決めておく。

 各時点でのチェックリストを用意しておいて、頭の中でそれを確認するようにすれば、パニックにおちいることを防いだり、つまらないミスを減らすことができるように思います。たとえば、席に着いてから試験開始の合図を聞くまでのチェックリストであれば…

  • ペンや時計、電卓などを机の上にきちんと並べる。配置は決めておく。
  • 受験票はセロテープで机に固定。
  • 携帯電話の電源を切る。必要なもの以外はすべてカバンに入れる。
  • 解答用紙が配られたら受験地と受験番号を記入(名前は書きません)。
  • すべての用紙に記入したか、番号が間違えていないかをしっかり確認。
  • 解答用紙をじっくり観察。回答欄から問題を推測することもできる。
  • 直前期の答練でおかした失敗を思い出す。同じミスは繰り返さないように。
  • 試験が始まって最初にすべきことを再確認。問題をざっと最後まで目を通すとか。
  • ゆっくりと深呼吸。
  • 合図とともに回答をスタート。

 税理士試験では試験開始の15分前に席につく必要があり、漠然と何も考えずにいるとその待ち時間って意外に長く感じると思います。そうすると必要以上に緊張するものです(私が実際にそうでした)。でも、待ち時間にやるべきことを前もって決めておくと15分って意外に短いのかもしれません。

 同じようなチェックリストを「当日朝」「会場に向かうまで」「着いてから試験場に入るまで」「回答開始直後」「1時間経過後」「終了前5分」みたいにそれぞれ作っておけば完璧です。

 さて、「試験が始まる前には解答用紙をじっくり観察しよう」とは大原の先生にも言われたことです。今回の試験では解答用紙が配られた瞬間に「分量が少ない!」と思いました。答練では2時間で解答しきれないような問題を毎回解かされていたのに、本番では2時間で余裕を持って終わりそうな分量です。「これは高いレベルでの争いになりそうだな」と、試験が始まる前に心の準備ができました。

 大原の最後の授業では、予想外に簡単な問題が出たときの対処法についてのアドバイスもありました。おかげで問題を開いてからビックリせずにすみました。何事もあらゆる事態を想定して準備をすべきですね。的確な指導をいただいた大原の講師陣には感謝しています。

    

 

 そういうわけで、試験場の写真を以下に掲載しますので、事前のシミュレーションに役立てていただければと思います。私が受験したのは3日目の国税徴収法ですが、下見として1日目の財務諸表論も申し込みをしていたので、2科目の写真がまじっています。会場は平和島の東京流通センターです。

2013-08-06 01.52.19

東京流通センターの前には大きく案内がありました。うんざりするほど暑い日でした。

2014-04-03 09.03.38

会場の入り口で試験場の案内を配布しています。これを見て自分の教室を確認します。国税徴収法は受験者が少ないので教室探しに迷うことはないかもしれませんが、簿記論や財務諸表論のように受験者が多い科目では、自分の席を探すだけでも一苦労しそうです。余裕をもって行動した方がいいと思います。ただ、あまり早く行き過ぎると、この案内を配布していません(確か配布開始は1時間前だったと思う)。

2013-08-06 03.08.30

試験場の廊下の様子。これは3日目なので人が少ないです。簿財の1日目はもっと人が多かった。できれば、前日までに会場を下見して、休憩をとれる場所などを確認しておいた方が良さそう。特に簿財一発を狙っている人は昼休みの過ごし方が重要です。休憩スペースは限られているので、廊下に座り込んでいる人も多かったです。

2013-08-06 03.08.34

これも廊下の様子(3日目)。試験開始前は便所の前に長い行列ができていました。でも、行列があったのは会場に一番近い便所だけで、下の階の便所は待たずにすぐ入れました。こういうところも先にチェックしておくと良さそうです。

2013-08-06 03.08.15

試験場からちょっと離れたところに試験本部があります。試験本部の写真はありませんが、実際には偵察に行きました。当日に受験票を忘れたのか再発行の手続(?)らしきものを受けている人がいました。また、試験本部の横には監督官の控え室があります。ずいぶんたくさんの人数がいらっしゃいましたけど、皆さん国税庁の職員じゃないですよね。アルバイトかな? 試験情報の漏洩などないのでしょうか。

2013-08-06 02.54.32

これが試験場です。展示場を使っているので広いですね。一つの長机を二人で使います。隣に良い人が来ますように。できれば、欠席してくれればもっとうれしい。

2013-08-06 03.12.08

試験官が入ってくる直前の様子。もう席は8割方うまっています。直前までみんなテキストを開いて最終確認に余念がありません。でも、直前にそんなことすると反対に緊張すると思うんですよ。だから、私はカメラを持って歩き回っていました。

2013-08-06 02.54.41

試験場はいくつかのブロックに分かれています。そのブロックごとにホワイトボードが用意されていて、注意事項などが書かれています。また、問題が配付されると解答用紙の枚数などがホワイトボードに記入されます。それを見て解答用紙の配布もれがないかを確認します。

2013-08-06 03.02.47

これは1日目の財務諸表論。ブロックごとに4~5人の監督官が配置されるようです。彼らが問題を配布したり、試験中の監視をします。この他に広い会場の最前列に全体を統括する試験官がいて、その試験官が直前の注意事項を読み上げたり、試験開始と終了の合図を出したりします。ちなみに、途中で監督官に連れられて外に出て行った人がいました。数分後に帰ってきたので、たぶんトイレにでも行っていたのではないかと推測しています。

2013-08-06 03.03.02

イスに座ったときの目線です。一人が利用できる机のスペースが推測できると思います。前の机にこちらを向いて座っているのが監督官です。

2013-08-06 03.03.06

同じ席から別の方向を撮りました。

2013-08-08 02.36.02

これは3日目の国税徴収法の会場です。席が違うとこんなに見え方が違ってきます。監督官からの距離が遠いです。

2013-08-08 02.35.56

机の上の様子。左上には受験票がずれないように、持参した両面テープで受験票を貼り付けます。時間をはかるキッチンタイマーは、会場によっては使用を認められなかったという話もあります。普通の時計で時間をはかるようにした方がいいかもしれません。

2013-08-06 01.56.27

これは初日の簿記論の様子です。会場のドアはガラスなので、なんと試験中の様子が外から見えるのです。まさに試験の真っ最中の写真です。これって、先に出た人が外から答えを教えるとか不正行為ができてしまうのでは、と心配になります。だって、私がカメラをかまえて写真を撮っていても誰も注意をしたりしないんですよ。

2013-08-06 01.55.12

同じく簿記論の試験中の様子。ガラスドアの外から撮りました。みんな真剣に電卓を叩いて計算してます。次の夏は私も簿記論を受けるので、この中の一人となるわけです。がんばらねば。

2013-12-13 16.30.29

これが12月中旬に送られてくる「税理士試験等結果通知書」です。まだ合格は一科目のみ。他の科目も早くそろえたいところ。それにしても試験から発表まで4カ月間は長いですよね。もっと短くならないものでしょうか。

    

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です