フリーランスは住宅ローンの繰上返済で期間短縮型を選んではいけない

By | 2013/08/05

今年の税理士試験が明日から始まります。試験勉強を始めてから約4カ月で、なんとか科目合格できそうなところまでくることができました。会社づとめではないので比較的時間に余裕があったおかげです。特にこの1カ月は仕事をセーブして試験勉強に集中してきました。

でも、受かるかどうか分からない試験のために仕事を断るというのは、フリーランスとしてはすごく勇気がいることなんですよね。そんな決断ができたのも、これまで住宅ローンの繰上返済をがんばってやってきたおかげだと思います。

お金に余裕ができるたびに繰り上げ返済に回し、毎月の返済額を減らしてきました。当初は毎月の返済額が十何万円もありましたけど、今では単身者向けのアパートの家賃より安いかも。

これは繰上返済をするときに毎月の返済額を軽減する方式を選んだためです。もし期間を短縮する方式を選んでいたら、確かに返済は早く終わるでしょうが、これからも毎月十何万円もの返済を続けなければなりませんでした。そうなると仕事を断ってまで試験勉強するなんて決断はできなかった可能性が高いです。

住宅ローンの記事なんかを読むと、たいていは返済額軽減よりも期間短縮を選択すべきだと書いてあります。「期間短縮の方が利息の軽減効果が大きい」「老後の生活設計のためにも早く完済すべき」なんてことが理由にあげられていますが、これって嘘っぱちだと思います。

期間短縮の方が利息軽減効果が大きいというのは、何十年もある返済期間中で1回だけ繰上返済するという前提での計算なので、期間中に何回も繰上返済するのであればその差はもっと小さくなります。

また、フリーランスにとっては老後の生活設計なんかよりも直近の生活や仕事の方がずっと重要な課題です。仕事が急に減るかもしれないし、新しいジャンルに挑戦するためにお金が必要になるかもしれない。今は順調であってもいつ状況が変わるか分からないので、毎月の固定費はなるべく少なくしておいた方がいいのです(ただし、当面必要な資金まで取り崩して繰上返済にまわしてはいけない)。

年金をもらう年齢になっても住宅ローンが残っているのは怖いという考えもありますが、たとえば月の返済額が3万円だったらどうですか? 実際のところ私も60歳過ぎまで返済期間が残っていますけど、まったく怖さはないです。今後も繰上返済をする余裕があれば毎月の負担をもっと減らしていくつもりです。

これってフリーランスだけじゃなく会社員にも当てはまるかもしれません。毎月のローン返済のために安定収入を見込める会社員をやめられないという人も多いはず。繰上返済で毎月の返済額を減らしておけば、いざというときスパッと会社をやめて新しいことにチャレンジする決断ができることでしょう。

さて、税理士試験ですが、税理士になるには5科目に合格しないとダメで、私が今年受けるのは1科目だけ。試験勉強は何年も続きます。今後の仕事をどうするかは、とりあえず今年の試験が終わってから考えます。そんな行き当たりばったりが通用するのも、固定費を削減できたおかげなんですよね。


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